保育とカリキュラム(ひかりのくに様)の8月号、巻頭特集記事のイラストを担当いたしました。
言葉に頼らないコミュニケーションについての記事です。
マスクをつけた保育だからこそ発揮されるちからですね!!
イラストを描く上でも、おんなじだなと思いました。
喜んでいる表現で一番簡単なのが、イラストの対象に吹き出しをつけて「うれしい!」と言わせること。
2番目にわかりやすいのは、目を細めさせて口角を上げて表情をニコッとさせること。
そして3番目にやりたくなることは、万歳させたりピースしたり、嬉しそうなポーズを取らせること。
マスクをつけた人を描く機会が増えたので、この辺りに自然と意識がいくようになりました。
絵描きさんは言語的なコミュニケーションが得意じゃない人が多いけれど、人間観察は好きって言う人が多い。
人間の持ついろいろな仕草を見て、表現できる人の絵は魅力的です。
漫画なら尚更わかりやすくって、漫画を読んでいても「この作家さん、普段からよく人間のこと見てるんだろうな。」とよく判ります。
今回のお仕事では、とってもカラフルに可愛く描かせていただけて本当に楽しかったです!
とくにトップのイラストは、夏に楽しかったことや好きになったものを一生懸命に先生に伝える子を描きたいと思いました。
初めて乗った船、水族館で見たイルカ、海岸で拾った貝殻、畑の大きなひまわり、美味しかったスイカ、早起きしてみつけた朝顔、近所のお兄ちゃんが見せてくれたカブトムシ…
とっても、キラキラした気持ちで描きました。
保育とカリキュラムは思い入れがある書籍なので、ご依頼いただいた時は心臓がドキドキしました。
イラストレーターを目指し始めた5年ほど前、こちらの書籍を購入してイラストの勉強をしたのです。
かわいいイラストがいっぱい載っていて、みさきゆい先生やイシグロフミカ先生に憧れたものでした。
「いつかこの書籍に載るようなイラストレーターになるんだ〜」と、今も初心のお守りのように当時買った書籍は本棚に置いてあります。
これからも、たくさんお役に立てますように。
今日もたくさん、絵を描きます。
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