粘り強くひたすら優しく寄り添える看護師になりたい

つい先日、ママ友さんに臨月のお腹をなでなでさせてもらいました。
三女の同級生のママさんで、今度の子で3人目。
3人目ママ仲間〜うれしい〜♪

「3人目も男の子なんだよ〜」とニヤッとする彼女に、私もニヤッと。
「偏りますねえ〜(笑)」
うちが3姉妹だって知ってるので、なんとなくおかしみがあるんですね。
(気心がある程度知れてるから気にしないだけで、気にする人がいるから普段は言わない様にしてる)

産科にいた頃は毎日の様に触っていた妊婦さんのおなか。
ただただ、母子ともに元気で生まれておいでね!と願うばかり。
どうやらこちらのママさんは無事ご出産された様なので、ほっとしております。

河野大臣が、ワクチンで不妊はデマだとはっきり言ってくださったこと。
厚生労働省が妊婦さんへのワクチン接種を控える必要はないことを、はっきり発表したこと。
とてもありがたいなあと思いました。

「将来的にどうなるか分からない」という悪魔の証明を盾にして、不安を煽る行為がとても許せない。
デマを流す人・わざわざ不安を煽る様な報道。
将来、ワクチンを打たないで病気になっても、その人達はなんにも責任をとってくれないのだ。
国政で推しているワクチンで何か起こったら、国は保証してくれるけど、詐欺師は何にもしてくれない。

そういう不安を煽る記事や製品は、不安でたまらない人が飛びつくから見る人が多い。
見る人が多いと、お金になる経路にもなる。
反ワクチンを押してるトンデモ医者とか、ジャーナリストはずるい。
責任を取らなくていいから、いい加減なことをポンポン言えて、最後には逃げていなくなる。
騙された人は恥ずかしいから黙ってしまって、デマなんかなかったようになる。
いつまでも『騙されたほうが悪い』って言っててはダメだと思うよ。
騙す人間が悪い。


きちんとした医療従事者は、正しいデータを揃えなければいけないし、適当なことは言えないからどうしても言葉が弱い。
人間は見たいものを見て、信じたいものしか信じないから、不安な人をどんなに説得しても無駄なのかも知れない。
だんだん相手を「責められているような気持ち」にさせてしまうこともある。
そうなってしまったら相手は、「どうせ自分は医療従事者でもないし…馬鹿でごめんね」という反応を返して心を閉ざしてしまわれる。
申し訳なく、本当に無力だと感じる瞬間。

そんなとき、粘り強くひたすらに優しく寄り添って患者さんの心を開いていた、尊敬している助産師さんを思い出す。
優しいだけじゃダメだけど、優しくないと意味がない。
そんな言葉と一緒に。

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